コロナ禍出産 母子共に命が危なかった話(18)目が覚めると…

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本編

 

 

 

 

 

 

 

 

あとがき

目が覚めると、ICUのベッドの上に管だらけで横になっていました。

しばらくボーッとしていましたが、自分の名前をはっきりと言えたのには自分で驚きました。

こういう時って、長年使い慣れた旧姓が咄嗟に出てきそうなものですが、ちゃんと結婚後の苗字で言えたんです。

たぶん、切迫早産での入院中に一日に何度も名前の確認をされていたからかなと思います。

 

意識が戻ると酸素マスクと心電図は外してもらえたのですが、両腕に何本も針が刺さっていて、体は全然動かせず…

赤ちゃんの様子が気になって聞いてみても、看護師さんに濁されてしまいました。

今となれば、説明はお医者さんからするものという決まりがあるんだろうと想像できますが、この時は

「すぐに教えてくれないってことは、赤ちゃんに何かあったんだ」

と不安でいっぱいになりました。

 

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