コロナ禍出産 母子共に命が危なかった話(30)母親失格
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本編
あとがき
看護師長さんが、病状や今後の入院生活などについて説明に来てくださいました。
あのタイミングで救急車を呼ぶ判断をして正解だったと。
救急車って、呼ぶのをためらってしまいますよね。
私はあの時、自分はパニック発作を起こしているだけだと思い込んでいたので、なおさら呼ぶことに抵抗がありました。
ひどい過呼吸も、しばらく我慢していればおさまっていただろうし(実際に、救急車に乗ったら落ち着いていました)朝まで様子を見て、病院の診察時間が始まってから受診しようと判断した可能性は十分にありました。
もし朝まで様子を見ていたら、助からなかった…
自分が、死のすぐそばにいたこと。
お腹の赤ちゃんまで危なかったことを改めて実感し、怖くてたまらなくなりました。
急展開でいろいろなことが起きて心の整理が全くできていなかったことや、死に対する恐怖、産後の情緒不安定などが重なり、自分を責めて「母親失格だ」とまで思ってしまいました。
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