コロナ禍での妊娠が超ハードだった話(27)壮絶な出産体験談
前回の話はこちら
第1話はこちら
本編
あとがき
入院している部屋と、出産する際に入る陣痛室・分娩室は、廊下を隔てて少し離れたところにあったのですが、それでも叫び声が聞こえてきました。
叫ぶほどの痛みが、数分間隔で何度もやってくる。
想像しただけでゾっとしました。
そんな痛みを、子どもを産んだお母さんはみんな経験しているなんて…
母は強しなんて言葉がありますが、強いから耐えられるわけじゃないですよね。
耐えられないような痛みでも、耐えるしかないんですもんね。
4人部屋で、他のベッドとはカーテンで仕切られているだけなので、会話が聞こえてきます。(盗み聞きしようという気持ちはなかったのですが…全部聞こえちゃう)
隣のベッドに入院してきた方は、つい数十分か数時間前に出産を終えたばかりの人でした。
何度も「痛かった~」「大変だった~」と言っていましたが、まさか11回も吐いてしまったとは。
出産のときに吐くかもしれないというのは、嘔吐恐怖症の人にとっては怖くて怖くて仕方ないことです。
私もそれをずっと心配していましたが、出産の勢いで吐いちゃって、それでなんやかんやで恐怖症が克服できないかなぁなんて気持ちもあったり。
(結果、どうなったかは今後の漫画をお楽しみに!)
出産は、人それぞれ違いますが、みんな大変。
命がけで、いろんな痛みや苦しみを味わいながら産むんですよね。
妊娠9ヵ月で、まだ自分が出産をするという実感が持てずにいましたが、入院生活を送るうちに少しずつ覚悟ができてきたように思います。
次の話はこちら
同じカテゴリの記事
-
前の記事
コロナ禍での妊娠が超ハードだった話(26)一週間ぶりのシャワー 2021.05.17
-
次の記事
コロナ禍での妊娠が超ハードだった話(28)同室の桃田さん1 2021.05.24