コロナ禍での妊娠が超ハードだった話(28)同室の桃田さん1
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本編
あとがき
切迫早産で入院していると、長期になるのでとても暇です。
面会禁止だったこともあり、誰かと話したい気持ちが強かったので、私は同室の方と仲良くなりたいなと思っていました。
4人部屋で、2つのベッドは数日ごとに患者さんが入れ替わります。
※21話参照
入れ替わらず、ずっと同じベッドにいたのが桃田さん(仮名です)
桃田さんは、他の人との交流を避けているような印象がありました。
カーテン越しに聞こえてくる助産師さんとの会話でも、とても声が小さくて最低限の会話しかしていなかったので、おとなしい方なのかなーと思いました。
毎日同じ空間にいて、同じ切迫早産だったので、私は勝手に同志のような気持ちになっていました。
毎日寝たきりで辛いよねーとか、点滴の副作用キツいよねーとか、そういう話ができればいいのに…
でも、無理に話しかけるのもな…
と、悶々。
入院生活も後半に入った頃、シャワー室で桃田さんに会いました。
シャワー室は、鏡のある洗面スペースとシャワーのスペースが複数ある造りになっていて、同時に3人ほど利用できるようになっていました。
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